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用務員さんは勇者じゃありませんので [異世界 SS]

用務員さんは勇者じゃありませんので

異世界転移もの。書籍化作品。

鬱々とした主人公の内面描写と作中に出てくる色々な人の心理描写が光る。

ライトなノベルを読みに来た層からは地の分が多いと叩かれそうな色んな意味でヘヴィな作品。

俺TUEEを読みに来た読者は最初の数話で心が折れるはずである。

本当に主人公は用務員さんなので先ほども言ったが俺TUEEでもハードボイルドでもない……まあ、多少はね?

しかしこの作品。読んでいると見えてくる「さすがにこれは……」とか「こんな社会制度で生きていけてるの?」という疑問を国ごとに作中で説明しているなどやたら細かい。

よく練りこまれた世界設定は読んでいて面白く、何所かで見たことあるような社会構造の国があったり、「ああ、なるほどなあ」といちいち心に来る描写は読んでいくと止まらなくなってくる。

出て来る人にもそれぞれの営みがあって家族がいてとかが好きな人にはおすすめ。

2章の最後まで読みきれたあなたはきっと何か言葉に出来ないモヤモヤとともに評価点を10pt入れて続きを読んでいるはずである。

なおメインヒロインが雪豹な模様。雪白はいいぞ。
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